2017年12月31日日曜日

12月31日(日)大晦日

 
 早いもので、もう大晦日です。一年間お世話になり、ありがとうございました。本当に目まぐるしく動いた一年でした。我が町は大きな事故もなく過ごせましたが、世界も見ると大変厳しい状況であることは否めません。国としての考え方、動きが問われる新年になりそうです。皆様には良いお年をお迎えください。

2017年12月27日水曜日

12月27日(水)ダイア改正

 平成29年12月15日にJR東日本から「2018年3月ダイヤ改正について」のプレス発表がありました。早朝時間帯に青梅特快を新設するほか、青梅、奥多摩間において平日の15時台、土日休日の18時台の上下線各1便が廃止となるとのことでした。
 奥多摩町にとって、登山やハイキングなどのレジャー、観光に訪れる方々にとっても欠かすことのできない重要な路線で、町の人口減少が進むなか、少子化対策や定住促進、地域資源を生かした観光振興がまちづくりの重要課題となっており、これらの課題解決を図るうえでも公共交通の確保や充実は、その根幹となるもので、この発表に驚きを隠せませんでした。というのも前回の減便のダイア改正から間もないこと、青梅駅以西の無人化、券売機の廃止など立て続けの改正に住民も戸惑っている状況下での出来事です。確かに昼間の時間帯での乗降客を見れば、その時間帯の減便は致し方ないことかもしれませんが、2020東京オリンピック・パラリンピックを控え、東京都の中のJR線であること、また、住民生活をはじめ学生の通学、事業者の経済活動、観光振興、さらにまちづくりの施策展開等にも大きな影響が懸念されることから、青梅、奥多摩の議会を代表してJR東日本の八王子支社に出向き、青梅駅以西の運行本数の減便について、再考をいただき運行本数の維持・確保を図るよう、要望をしてまいりました。
 JRの回答としては、減便については動かしがたいとのことでしたが、早朝時間帯の青梅特快の新設、観光事業に資する便の増発、住民に魅力のあるイベントの開催など努力したいとの内容を確認しました。

2017年12月17日日曜日

12月17日(日)快挙続く

奥多摩町消防団ポンプ操法審査会小型動力ポンプの部で優勝した、小丹波、梅沢、丹三郎を地区とする第一分団が奥多摩町消防団の代表として、西多摩大会に出場しました。メンバーの一部が変わりましたが、チームワークの素晴らしさは変わらず、優勝という栄誉に輝きました。
今日はその祝勝会に列席しました。歴代の分団長さんはじめ、関係者が多数お祝いに駆けつけました。初代の団長さんの回顧録を聞くことが出来ましたが、機材も環境も今とは違った厳しいものでしたが、仲間の結束は今でも強くそのありがたさを感じているということでした。

奥多摩の大会が終わっても、数か月の訓練が続きました。仕事が終わってからの夜に、家族との団欒を犠牲にしてのものでした。選手だけでなく団員一同、そして町の消防団全体の栄誉と感じた祝勝会でした。

おめでとうございました。

2017年12月5日火曜日

12月5日(火)12月議会



今日、12月議会開催にあたり、議会運営委員会が開かれました。皆様の傍聴をお待ちしております。

また、12月1日付で議長を務めることとなりました。これまで以上に精進いたしますので、よろしくお願い致します。

2017年12月4日月曜日

平成29年第4回 奥多摩町議会定例会日程

 

会期12月12日~15日までの4日間


12月 12日(火)  開会 本会議(第1日)「全議案上程・議案審議」 10:00
    14日(木)  本会議(第2日)連合審査会 「補正予算審査」 10:00
           閉会後、各常任委員会「補正予算及び陳情審査」
    15日(金)  本会議(第3日) 「一般質問」  10:00

2017年11月26日日曜日

11月26日(日)湖底の故郷を語る

 
 
 


東京の水がめでもある奥多摩湖、正式には小河内貯水池ですが、今年で竣工60周年を迎えました。大正15年にダム建設の候補地調査が開始され、第二次大戦による工事中断を経て、昭和32年に竣工された小河内ダム。山村でののどかな暮らしを追われ湖底に沈んだ故郷を語る会がダムサイトの「奥多摩水と緑のふれあい館」で開かれました。

昭和13年の着工から19年余りの歳月と約150億円の総工費をかけて、3村合わせ945世帯の移転と工事における87名の尊い犠牲のもと、昭和32年に完成しました。今日は、当時を知る3名の方がお話をされました。幼少時に村を出ていく、また、代替え地に移動する寂しさを味わったこと、結婚を機にまた故郷へ戻ってきたときの思いなど、当事者でなくてはわからない心情を吐露されました。この歴史を現在に生きる私たちは語り継ぎ、先達のご苦労と水の有難さを胸に刻まなくてはと思いました。

今日は紅葉の行楽日和、寒さも一休みで、奥多摩は観光客で賑わいました。ダムの駐車場は満杯、本当に観光地はお天気次第ということがよくわかる日曜日でした。

 

2017年11月24日金曜日

11月24日(金)風速26メートル

 

10月の末に奥多摩町と提携協定を結んだ神津島村を23~24日と訪れました。あいにく前日からの雨が残り、神津島にわたるプロペラ機が調布飛行場を飛び立ったのは1時間遅れの12時半を待ったところでした。飛行可能となった時刻には東京の空は晴れわたり、視界も良好となりました。しかい、低気圧が東に抜けた後の伊豆諸島は大荒れの波と風に翻弄されました。神津島空港に着くとまだ少し雨が残っていましたが、友好交流協定締結式を祝う会場に着くころには神津の空も晴れ間が多くなりました。それでも、会場から見下ろす海は大荒れで港周辺の波は堤防を超す荒れようでした。冬場になると気圧配置で西風が強くなりこのような気象が続くのだそうです。

祝賀会場には村の行事を撮影する地元のカメラマン、記者の皆様もいて、翌日の朝には島内に流れるとのことでした。歓迎を受けた私たちのテーブルには地元産の焼酎「盛若」が所狭しと並べられていました。この協定を結ぶ前から神津島村の議員皆様とは共通の諸問題などを抱えた町村として交流もさせていただいていましたので、交流会場は賑やかな会話が響き渡りました。

それにしても海から上がる突風は凄まじいもので、海べりの気候を肌で感じた二日間でした。

 

2017年11月22日水曜日

11月22日(火)見苦しいぞ!白鵬

 
とんでもない光景が画面から流れた。勝負がついた後で、敗れた横綱が「いまのは待っただった。もう一度審議してほしい」と土俵に上がらず抗議したのでした。今、暴力問題で騒がれている大相撲にまた、前代未聞の、それも横綱が騒動を起こしてしまったのです。目を疑いました。何をやっているんだろうと思いました。立ち合いはお互いに手をついていました。まして白鵬は相手に張り手をかましています。なのに「今のは呼吸が合っていない、待っただろう」なんて、信じられない無様な姿を全国放送でさらけ出したのです。「相手が手を抜いたから」という説、言い訳もあるようですが、何日か前には制限時間前に相手の呼吸が合わないのに、つっかけて土俵の外へ相手を突き飛ばしています。この横綱にそんな言い訳は通用しないはずです。

その昔、そうもう昔の話になってしまいました。昭和の大横綱大鵬が戸田に敗れた時のコメントです。これは天下の誤審と言われた一番でした。今のように何度もビデオで様々な角度からチェックすれば間違いなく大鵬が勝っていたと判断されたでしょう。負けた横綱大鵬は何と言ったでしょう。「あんな相撲を取った私がいけない」と・・・

優勝回数は大鵬を凌ぐものですが、横綱としての価値は大鵬とは雲泥の差と言えるでしょう。あれだけ注文のあったダメ押しも今場所、私が視ただけでも二度ありました。何とかならないか大相撲!

2017年11月18日土曜日

11月18日(土)見事でした

 
今日は古里小学校で、音楽・音読発表会が開かれました。作品の展覧会と隔年で行っていますが、いつもしっかりと学習している姿が見るものを感動させます。この日は、私が一員である評議員会も開かれ、その席上でも委員の皆様からその指導に感心させられたという意見が多く出ました。6年生の発表を頼もし気に観る低学年の児童、低学年の発表を応援する上級生、全体が一体となった発表会でした。

5年生の発表の後、席に戻る児童が最後に戻る仲間を見届け、全員で着席した姿も私には印象に残りました。

2017年11月17日金曜日

11月17日(金)原子力だけじゃないぞ

 

17日は原子力発祥の地として知られている東海村を訪問しました。村といっても人口が38000人を超え、財政力指数も1.53と驚くべき内容です。歴史を振り返ればその数値も頷けるところですが、これに頼らず、従来のイメージから脱却し、独自の村づくりを推進しているところが今回の研修テーマとなりました。
 その一つがSNSを導入し、村の公式フェースブック、ツイッターをフルに展開し、村の活性化を生み出す試みです。「東海村ご当地レポーター」とし、村役場の各課に最低1名は担当者に置き、個人のページを立ち上げた後は、各自が村の情報等を広めています。究極の目標は、職員全員がレポーターとなり、村の情報を発信できるようにしたいと説明にあたった担当者は力説しました。

 情報の即時性を重視し、所属長決裁を受けることなく担当者に一任しているという役場内の信頼関係があります。懸念されたいわゆる炎上もなく村民との信頼関係も保たれているとのことです。また、東海村の20代~50代のスマートフォン保有率が70%を超え始めたことをきっかけに独自のアプリを作成し、登録制にするというチャレンジもはじめ、さらなる訴求力の強い情報を発信することも実現しました。それにより、役場の窓口業務やごみの収集日や分別方法なども掲載し効果を博しています。ガイドラインはあるもののその都度決裁を取らなくても職員を信頼し、タイムリーな情報が公開されるシステムの素晴らしさを強く感じた一日でした。

 二日間にわたり、有意義な研修を受けることが出来ました。阿見町、東海村の皆様、そして今回の幹事役を務めてくださいました日の出町監査事務局の皆様に感謝を申し上げます。

2017年11月16日木曜日

11月16日(木)監査委員連合会研修


 

16、17日と一泊二日で、西多摩郡の町村監査委員による研修会
が行われました。茨城県阿見町における外部評価と東海村における
公開SNS情報登録等についての研修会でした。
初日は阿見町(人口約47000人)を訪れ、外部評価の研修を受けま
した。一口に外部評価といっても、それ以前に内部評価、検証をしっかりと行っていることが前提となっています。事業実施までの意思決定、コンサルタントの合意形成、契約をはじめ、評価結果による事業の削減、補助金の整理など幾多のご苦労を伺いました。また、逆に力を入れるべき事業への予算増なども検討されるとのことでした。
 当然のことながら職員の意識向上にも繋がったことは言うまでもありません。また、その効果がひいては町民の為であるということも確認することもできました。

2017年11月12日日曜日

11月12日(日)プチ渋滞?



 

今年で58回を迎えました「加藤旗争奪駅伝競走大会」、一般チームから中学生の部まで、また、地元だけでなく広く参加者があり、賑やかで和気あいあいとした駅伝として親しまれています。私は今年もスタッフの一員として参加しました。今年から表彰状はパソコンからのアウトプットで私はカップに飾るリボンを作るのみとなりました。スタートもゴールもゆっくりと観戦できました。

さて、今日は日曜日で午後まで雲一つない晴天でした。奥多摩の紅葉も徐々に進んでいます。夕刻には久しぶりの渋滞も見られました。

 

2017年11月8日水曜日

11月8日(水)健康な心身は「食」から

 

 

11月7~8日と福井県小浜市の「食育」の視察研修に訪れました。食育を中心にした町づくりがなぜ、進んでいるのか、講師役を務めた女性チーフが次のように述べられました。

1.その土地のあるモノ探し、歴史に着目する。

2.しっかりとした食育条例を作った。

3.市民が主役で事業を推進した。

この3点が今の小浜市の食育事業を進化させているという、加えてトップである市長さんがその道の専門家であったことも大きな要因と話されていました。小浜市は自然豊かな山里と資源豊富な小浜湾の海を抱えて、地産地消を地で行く学校給食も実施しています。

2000年にスタートしたこの事業は、翌年に条例を制定し、その2年後には事業を推進する中核となる人材と食文化館という立派な施設を整備することにより、一層の教育文化圏の向上と人間形成の土台づくりに貢献してきました。この背景にはトップの理解、決断はもちろんありますが、市民グループを主役としたサポーターグループが企画立案する「食」を中心とした町づくりイベントが功を奏しています。食文化館には「キッズキッチン」という幼児から中学生までが「義務食育」として授業を受けられる施設もあり、その力の入れようがはっきりと伺えます。それを支えるサポーターグループと子どもたち、そして親御さんがその事業の成果をしっかりと見つめ合っています。

小浜市のまちづくりの背景には、

・海の幸

・漁師民宿の魅力と海の体験

・若狭塗り箸

・伝統行事と食

・生涯食育の取り組み

この五つが大きな影響を与えていると説明されました。これに行政が理解を示し、特に学校給食の在り方は斬新なものがあります。小中学校はすべて自校調理、献立は教育委員会が関与するものの、食材の発注から調理まですべて、各校の責任で実行しています。地産地消を謳っている小浜市なので、当然、市内で取れた海の幸山の幸を調理した給食です。「ありがたくいただく」感謝の気持ちは、学校教育、家庭教育にもしっかりと反映されています。今回の研修ではその一部始終をしっかりと脳裏に焼き付けることが出来ました。

講義の前には、この食文化館を学芸員の方が案内してくれました。鯖街道として有名な福井県、そしてこの小浜地方に伝わる「食」そして全国の食文化を一堂に会した施設は素晴らしいものでした。(写真)講義の様子は、熱中したのか写真を撮るのを忘れてしまいました。

今回の研修に、小浜市役所の議会事務局に大変お世話になりましたことを感謝申し上げます。

 

2017年11月1日水曜日

11月1日(水)町村監査功労者表彰式と研修会

 
今日は、全国の町村からなる監査委員、北は北海道から南は九州までが一堂に集まる年に一回の研修会に参加しました。研修のテーマは総務省職員による「地方自治法等の一部を改正する法律について」と公認会計士による「地方自治監査実務」でした。国が一つの法律を変えることによって、多くの関連する法律がその都度変わります。地方議会でも「条例の一部を改正する条例」などという文言がよく使われます。お役所の仕事が多くなるわけですね。

さて、今回の研修会に先立って、町村監査事務功労者の総務大臣表彰がありました。長年に亘り地方自治に携わってきた皆様が一堂に会しました。そのご苦労に感謝申し上げます。

2017年10月29日日曜日

10月29日(日)友好交流協定締結式


 
太平洋戦争末期の昭和20年伊豆神津島の村民が奥多摩への集団疎開に踏み切りました。戦況は悪化し、島が戦場化するのを恐れての決断だったとのことです。健康な男子を除く老人、婦女子を奥多摩町は神津島からの疎開者の大部分である112世帯567名を受け入れたとのことです。疎開の時期が7月であったこと終戦が8月であったことは、寂しい疎開生活を送った皆様には不幸中の幸いであったようです。これが厳しい冬を越すことになったらどうだったろうと疎開の資料集に語られていました。また、東京の田舎といってもこんなに寂しい山の中とは思わなかったとも記載されていました。
さて、今日は奥多摩町のふれあい祭りが雨の中、昨日から開催されています。毎年神津島からもこのふれあい祭りにお越しいただき、特産物の販売コーナーを受け持っていただいています。私も名産の塩辛や「盛若」という焼酎を買いました。そして今日は奥多摩町と神津島友好交流協定締結式
両町村のこれからの友好交流を促進するための友好交流協定締結式が締結されました。今後の観光事業を中心とした交流が進展することを期待しています。11月末には奥多摩町が神津島を訪れる予定です。以下、本日の協定書の内容を掲載します。
奥多摩町・神津島村友好交流協定書
奥多摩町と神津島村は、これまでの友好を礎とした交流を通じて、相互の特徴的な自然環境や文化への理解促進ならびに友情と信頼の絆をさらに深め、ともに発展することを念願し、友好交流協定を締結する。
 
 

2017年10月27日金曜日

10月27日(金)地域を守る



「私たちの空き家はどうなる」こんなテーマで、西多摩地区の議長会が主催する議員研修会が開かれました。講師はNPO法人空家・空地管理センターの代表を務めている方です。独自の手法で空き家管理サービス(100円から実施できるサービスあり)を立ち上げたり、人が減るのに住宅は増える現実を直視し、政策提言をされていました。

 一番印象に残ったのは、特に過疎地における空き家対策として、近隣住民(特に隣地)がその土地・空き家を購入するケースには、ある一定の補助を出すべきだとの提言でした。それにより、空地空家が虫食い状態になることが防げるのではないかと・・・これには私も賛成で、国をはじめ都道府県市町村が研究、検討してほしいと思いました。

2017年10月25日水曜日

10月25日(水)とうとう起こりました。下剋上!

 
あれだけ縦横無尽に戦ってきた広島カープ、攻めても守っても他を寄せ付けない布陣が、クライマックスで崩れ落ちました。もっともペナントレースでも一番苦手だったDeNAが相手だったことも広島には不安材料だったのでしょうか。それにしてもあれだけのゲーム差をつけた意味が、今、また問われていますが、興行を考えれば目をつぶるということでしょうか。アドバンテージも5ゲーム差につき「ひとつ」案などが浮上しています。また、今回は雨天中止も重なって、改めて課題が浮き彫りになったプロ野球でした。

明日はドラフト会議、各球団の指名が注目されます。

2017年10月24日火曜日

10月24日(火)謙虚に真摯に?

 
総選挙が終わりました。結果は皆様ご承知の通りですが、何かこれでいいのかと思うような与野党の戦いぶりでした。そして「謙虚に真摯」にという言葉が乱舞していますが・・・

ほんとに謙虚な人、真摯に物事に向かう人は、自らその言葉は発しない気がいたしますが、、、

2017年10月23日月曜日

10月23日(月)気ままな風と言葉の重み

3ヶ月前の都議会議員選挙は何だったのだろうか・・・一つの言葉の重みが風の流れを一気に変えてしまったこの衆議院議員選挙、だが、しかし、失言だけがこの結果を招いたのでしょうか。これまでも政治家の失言が支持率を低下させることは多々ありました。国民がそれに一喜一憂することは必然かもしれません。しかし、民はやはり現実をよく注視しているのではと思うのです。流れに左右されずしっかりと見つめる力をこれからも私達国民は持っていかなくてはとつくづく思い知らされた選挙でした。謙虚に誠実に政策を進めるという言葉を是非、胸に刻んでほしいと思います。

2017年10月22日日曜日

10月22日(日)お笑いだけじゃない!教育だ!



 

町の福祉に貢献された方と金婚式を迎えた14組の皆様を迎え、第45回の福祉大会が開催されました。金婚式14組全員が列席することはできませんでしたが、参列したご夫婦は文字通り仲良く壇上に上がり表彰を受けている姿は、まさしく良き年輪を感じました。
第二部のアトラクションでは「おしゃべり福(腹)話術マジック笑」と題し、楽しいステージが展開されました。おしゃべりの巧みさのすばらしさ、出演者が89歳を筆頭に80台の活き活きとした笑いとマジックが聴衆を引き込みました。加えてリーダーの語りが福祉大会にぴったりの「元気が出るおしゃべり」を展開してくれました。また、子どもや子育て中の親御さんに聞いてもらいたいような子育て論、教育論にも及ぶ内容は価値あるものでした。今日の福祉大会に相応しい出演者の皆様でした。

2017年10月19日木曜日

10月19日(木)ベビーマッサージ

 
今日、古里保育園でベビーマッサージの講習会が開かれました。産休中に資格を取得し、実践している職員が講師となりました。自身も保育士として勤務しながら0才児を育て、頑張っています。そんな身近な立場の保育士が講師なだけに、さながら一緒に子育てをする仲間の情報交換会ともなりました。少子化が叫ばれている中、奥多摩町で出産、育児をしている家庭は当然のことながら少なくなっています。それでも8組の親子が参加し、有意義な会となりました。

最後に参加者と講師の感想を記します。

参加者Aさん・・・自分の体温、赤ちゃんの体温を肌で感じられた。

参加者Bさん・・・オイルを塗ることで気持ちよく触れ合うことが出来た。次回も参加したい。

参加者Cさん・・・産院で紹介され、身近な場所で体験できたのが良かった

講師・・・ベビーマッサージの効果を伝えるのももちろんだが、保護者同士のコミュニケーションの場が作れたことが嬉しく、自身にも良い経験となった。同じ境遇の母親同士が会話できる時間も作れたらもっと良いと感じた。次回が楽しみです。

2017年10月14日土曜日

10月14日(土)南極の氷


10月14日(土)南極の氷
日本から、はるか14,000km。南極大陸は、地球の南の果てにあります。日本の南極観測隊は、オーストラリアまで飛行機で行き、そこから観測船「しらせ」で南極をめざすのですが、海を覆う氷を割りながら進むので、昭和基地まで3週間もかかるそうです。

その南極大陸昭和基地で働いたことがある保育園、小学校の保護者が今日、古里小学校で講演会を開いてくれました。南極に生息する動植物から気象、自然現象まで解りやすく教えてくれました。北極熊と言われるだけあって、南極にはクマがいないこと、ペンギンの生態や昭和基地の中の様子、夏の南極では、夜中になっても太陽は、沈まないなど子どもたちや保護者の感嘆の声が体育館に響き渡りました。防寒服の展示、南極の氷をみんなで触ったりと楽しい、そして貴重な体験のひと時を過ごすことができました。

2017年10月13日金曜日

10月13日(金)世界で一番美しいアウトドアフィールド


 
 
 

東京都では、多摩・島嶼地域で自然等の地域資源を活用した新しい体験の場を作ろうとする民間事業者のプロジェクトを公募、選定・支援し、事業の普及を行っていく体験型の事業を展開しようとしています。都心から近く、今後さらなる発展のポテンシャルを秘めた自然豊かな奥多摩の地が、この候補地として挙がっています。

東京の森に世界で一番美しいアウトドアフィールドを作る。この目標を掲げ、常設型のグランピングプロジェクトが立ち上げられ事業の推進に邁進しています。

グランピングとは、グランピング”というのは、そもそも造語であり、グラマラス(Glamorous)×キャンピング(Camping)を合わせたものであり自然に囲まれたロケーション中に、贅沢で快適な宿泊設備用意して野営する、超豪華なキャンピングスタイルといえるでしょう。一般的には、キャンプといえばアウトドア宿営するための最小限用意のみで行われる食事寝床簡素なもので、風呂トイレ娯楽はない。これに対してグランピングと呼ばれるタイプキャンプでは、風呂トイレ空調設備、ゆったり座れるソファベッドなどを揃え、ものによってはテレビ冷蔵庫なども備えられた、豪華設備で、自然の中で過ごすキャンプ醍醐味と、ホテル並の快適な過ごし方を両立させるスタイルで、シェフもついている場合もあるらしい。現在、グランピングは世界各地富裕層中心に広まりつつあり、日本でも各地に展開されています。

このグランピング施設が東京の奥多摩で事業展開するとのことで、議会の常任委員会で、千葉県香取市にあるグランピング施設を訪れました。この施設は、当初、農園リゾートそして運営されて、温泉施設やジップライダーなど広大な敷地を利用した総合レジャーランドです。ウッドデッキにハンモック、テントの中には豪華なセミダブルベッド、子どもが安全に遊べるリバーサイド、自然との一体感、ゆったりとした室内空間が楽しめます。設備に合わせ料金も一棟大人2名で3万円から4万円と良いお値段です。今後、ブームだけで終わることなく持続的に需要が喚起されるような事業になってほしいと願っています。

2017年10月7日土曜日

10月7日(土)雨でも運動会


 
 
 
 
古里保育園の運動会は、雨天時でも地元古里小学校の体育館を使わせていただいています。昨年に引き続きまた、雨です。前日の予報で夕方には戸外の園庭での運動会を取りやめ、小学校体育館での実施に切り替えました。天気を心配しながら行事の前日を過ごすことは、精神衛生上良くありません。本当に感謝です。
 



朝、7時30分前に職場に着くと既にお手伝いを志願してくださったお父さん方が数名来ていました。いつも父母の会、おやじの会の方がこうしてお手伝いをしてくださっています。準備段階で空からは雨はなく道具の搬入もスムーズに行われ、体育館での運動会が始まりました。保育園の園庭で運動会が実施されなかったのは、子どもたちにとっては残念なことでしたが、広い体育館で精いっぱい演技が出来、満足そうな表情が伺えました。少子化で園児の数は年々減少の一途ですが、ひとりの園児に対して多い家族では祖父母を含め6~7人の応援が見られます。会場には地域の皆さまにも多く参加していただき、楽しい運動会が実施できました。子どもたちのために事前の準備から当日の種目運営、そして、片付けまで職員だけでは到底こなせなかった古里保育園の運動会、保護者の皆さまの絶大なご協力で、無事終えることが出来ました。

すべての関係者の皆さまに感謝申し上げます。
 
 
 

2017年10月3日火曜日

10月3日(火)奥多摩日本人学校

 
学校と行っても教育委員会や私学の学校法人とは違います。一企業が、学生のスキルアップ、就業支援を目的として奥多摩の地に開校した日本人学校。つまり外国人の学生ばかりの学校です。日本語の習得からIT企業への就職等の橋渡しをする学校です。学生は日本でいえば大学を修了した年代、22~25、6歳といったところ、とりあえず一期生は男子8名、女子3名からのスタートです。

今日はその日本人学校の開校式、入学式でした。壇上に上がった新入生からは片言の日本語で自己紹介がありましたが、片言というにはしてれいなくらい、上手に日本語を操る学生もいました。入学式終了後は学生、教師、来賓みんなでの懇親会が開かれました。校長先生からは「この席では、彼らに日本語のシャワーを浴びせてください」とのお願いがあり、早速の日本語学校が展開されました。気が付いたのは、日本語を教えるにも表情や身振り手振り、そして若干の英語力も必要なんだとつくづく感じました。私も二人の学生と親しくなり、今後の彼らの成長が楽しみになりました。

卒業後は日本で就業するもの自国に帰って事業に参加するものと視野を拡げて考えているようです。将来的には常時150名ほどの学生をこの校舎で学習、生活を展開する予定です。地方に生まれた画期的な事業に大いに期待したいものです。

2017年9月30日土曜日

9月30日(土)超絶怒涛の70m走


 


凄いタイトルですが、これは氷川小学校3・4年生のいわゆる徒競走のプログラムです。全校児童60名弱の小規模校になってしまいましたが、児童の一生懸命な運動会への取り組みがよく表れたタイトルだと感じました。表題のごとく圧巻の70m走でした。ほかにもいつものことながら工夫された演技、競技を見せてくれました。

実行委員も放送係も競技、演技の直前まで係りの仕事をこなし、入場門まで、全力疾走で参加する姿に圧倒されました。写真は結果発表を見る児童たちです。


 

 

2017年9月29日金曜日

9月29日(金)議員懇親会


 



今日は西多摩郡町村議会議長会が主催で、議員の親睦会が奥多摩町で行われました。正午に奥多摩湖畔の「山のふるさと村」に集合しました。用意された昼食は、地元の食材を使ったお弁当でした。地元の野菜の煮物、ニジマスの南蛮漬け、奥多摩の麦味噌で味付けした鶏肉、特製キノコ飯など健康志向のお弁当を美味しくいただきました。今回の親睦会のテーマが、自然の中での健康づくりなので、それにぴったりの献立でした。

その後の健康づくりプログラムは、アロマ教室、ガイドウォーク、森林ヨガ教室です。当日は本当にこれが秋晴れというにふさわしい天気でした。木漏れ日の中をウォーキング、心を癒すアロマの香り、森林浴を兼ねたヨガ教室と盛りだくさんの内容を楽しむことができました。西多摩郡の議員の皆様にも大いに満足された研修、懇親会であったと思います。これだけの自然を利用したイベントを奥多摩町は開催しています。ぜひ利用してほしいと思いました。

写真は、ガイドウォークで説明を受けている場面とヨガ教室の場面です。

2017年9月25日月曜日

9月25日(月)開校を前に

  
昨年の5月から準備を進めていた奥多摩日本人学校が10月から開校する運びとなりました。1期生は10名、ベトナム、フィリピン、インドネシアからの留学生です。日本語はもとより、日本の文化、習慣、IT関連の研修とそれを実践する能力をこの学校で習得します。
旧古里中学校の校舎を改装したこの学校には、教師も常駐し、留学生と寝食を共にします。今日はその施設の内覧会があり、見学してまいりました。教室は余るほどあります。寝室、調理室も整備され、これからの学校の発展、奥多摩町における教育と産業の振興に期待します。

2017年9月19日火曜日

9月19日(火)大相撲


大相撲秋場所、中日を過ぎて8人の休場です。横綱3人、大関2人、これでは懸賞金も懸けられないなあという状況です。一人横綱で長年相撲界を引っ張ってきた白鵬や責任感の強い稀勢の里は別として、相撲界全体の重量化が怪我をしやすい体質、怪我の治りを遅くしている要因ではないかといわれています。  今頃は横綱になっているだろうといわれていた照ノ富士もケガに泣かされています。最軽量力士の石浦も115キロ前後、居反りの宇良も130キロを超えています。心技体すべて100に近い状態でなければ日馬富士も戦えないのがよくわかります。外国人力士の活躍の頃から格闘技化した大相撲、栃若時代の鋼のような筋肉質の、そして、がっぷり四つの大相撲が懐かしく思い出されます。

2017年9月13日水曜日

9月13日(水)決算委員会


今日は決算委員会2日目です。私は監査委員のためオブザーバーとして傍聴席に座りました。前日の一般会計の残りと特別会計の認定が審議されました。前日は健全化比率や各種比率が示す内容について、具体的な施策を例に町の事業実績を確認する質問や不用額の扱いなどの質問がありました。このご時世に過疎化の市町村では財政力指数が健全なところは、特殊な施設を受け入れているところ以外は、まず見つかりません。奥多摩も厳しい財政事情であるのは言うまでもありません、しかし、ここ数年の事務事業の展開が、比率の健全化へ向かう流れとなっています。ここは評価すべきものだと思いました。二日目の今日は特別会計の審査です。少子高齢化の波は特別会計を圧迫しています。国保医療介護関係は厳しい現実が続きます。しかし、医療費や高齢者の暮らしを守る予算はなかなか削れません。そんな中、国保の都道府県化が決まり、各市町村では複数年に亘り、保険料の調整に入っています。町でも2年間かけて料率の改定が行われる予定です。

2017年9月5日火曜日

9月5日(火)9月議会


今日から9月議会が始まりました。9月議会は前年度の決算議会でもあり、事務事業の成果を検証する機会です。また、今後、継続して行う事業については、一部見直しをしたり、効率的な予算執行の指針とすべき議会となります。

条例の一部改正が6件、28年度の決算認定が8件、報告が3件、請負契約が1件、自治功労者の同意が1件、教育委員の任命の同意が1件、29年度の補正予算が7件ありました。また、一般質問は11名の議員から通告がなされました。私は「セラピーステーションの有効活用を」「雪害に備えて」の2点について質問します。また、議会日程についても付記します。傍聴をお待ちいたします。

以下質問概要を記します。一般質問は8日です。

1点目は「セラピーステーションの有効活用を」 

2点目は 「雪害に備えて」を質問します。                       
3年前の2月、全国的に未曽有の大雪が降った。東京都でも莫大な被害を受けた。とりわけ西多摩全域、奥多摩町の被害は想像を絶した。町は早急に自衛隊の派遣を要請し、いまだかつてない災害の対応に追われた。1週間以上にもわたり麻痺した状況下において、住民の良識と町の適切な処置が呼応し、重大な事態を乗り切った。このことを教訓に、この数年雪害に対する備えを町、自治会が住民行ってきた。幸いこの3年間は大きな雪害に見舞われることもなく推移した。しかし、この夏の異常気象にも象徴されるように想定外の天候不順、冬においては大雪の可能性があり、その災害に備える必要を強く感じる。                                                      1.どのような積雪状況下で、除雪活動を起こすのか?協力業者等に依頼するのでしょうか?                                   
2.最優先に除雪する地域はどのような場所でしょうか? ヘリコプターがホバリングできる場所、例えば小中学校校庭、登計原運動公園などに通ずる場所の除雪は優先的に行うべきと思いますが。                            

町は観光立町を掲げ、様々な展開をしてきた。毎年発行される事務報告書にも記載されているようにその成果を確認することが出来る。平成20年4月に奥多摩町は東京都では初となる森林セラピー基地の認定を受けた。「おくたま巨樹の癒される森」として、訪れる人々のための「健康増進」や「リラックス」を目的とした事業を展開している。奥多摩の財産を観光の目玉として、そして環境整備という重要な役割を果たしていることは数年の実績で証明されている。     
 そのセラピー基地の拠点となる登計原運動公園のセラピーステーションだが、常駐して対応するスタッフが現在いない。今後、町の財産である森林セラピー事業をさらに積極的に展開するうえでもセラピーステーションの有効活用は必要と考える。町の考えを問う。                      
                                     

以上を質問いたします。

2017年9月4日月曜日

9月4日(月)暖かい仲間たち


 
学校の新学期も始まり、保育園にも9月の風が吹き始めました。子どもも親御さんも夏の疲れを残しながらの新学期でしょう。今朝はその疲れが出たのでしょうか、園児を登園させた後、あるお母様が玄関先で倒れてしまいました。疲れがたまっていたのでしょうか。ここ数日もその兆候が見られたようです。救急車を呼んでいる間にも親御さんの仲間が付き添っていただきました。そのメンバーには看護師さん、特養のケアスタッフもいて心強い思いでした。看護師のお母さんが救急隊とかわす専門用語に感心しっぱなしでした。

2017年9月3日日曜日

9月3日(日)初期消火完了!


 
 
 
 


9月最初の日曜日、町全体での防災訓練がありました。今年は各町内会での訓練です。隣組で安全確認と点呼を行い、その後に古里小学校に集まりました。今回は水消火器を使った消火訓練です。消防団の説明の後、各組の代表が消火訓練をしました。炎の中心にかけるのではなく根元を中心に箒で履くように撒くのだとの説明を忠実に実行しました。家族で参加した親子の消火訓練体験できました。最後はもと消防署員の模範消化で訓練を終了しました。初期消火完了の掛け声に参加者から大きな拍手が起こりました。

2017年8月25日金曜日

8月25日(金)一時停止とは


交通安全協会の主催で、安全講習会が開かれました。今日は奥多摩文化会館が会場で小丹波地区住民が対象でしたが、奥多摩各地で毎年開催されています。安全協会の皆様には交通安全週間の見回りを含めて感謝を申し上げたいと思います。

 今日の講演の中で、一時停止についてのお話がありました。信号のない交差点での一時停止の表示に、なぜこんな手前にラインが引いてあるのかと思った方も多くいらっしゃると思います。私自身もその一人でした。停止表示を見る側だけでなく左折方向からの大型車などとのトラブル回避の意味もあるとの説明を受けました。一旦止まって右左からの動きをゆっくり確認してから進んでくださいと・・・そして交差点に入る前にもう一度停止して・・・これなら自ら事故を起こすことはないでしょう。

2017年8月20日日曜日

8月20日(日)飴玉1個で悩む


 首都東京都の最高峰雲取山、今年の西暦2017年と同じ、標高が2017メートルです。これにちなんだイベントが東京都や町で開催されていますが、今日も町の文化会館で記念講演が開催されました。山岳救助隊に従事した金氏、登山家の山野井氏お二人の話を聞きました。
金氏は「大きな山岳事故はベテランに多いことなどちょっとした油断が事故に結びつく、用意周到さが必要」と説かれました。 
山野井氏は装備を決める重要性について「飴玉一個で悩む」と食料の重さにも気を使うと説明されました。
登山はあらゆるスポーツの中でも奥の深さがある、それだけ危険と隣り合わせ、充分な備えが必要だと力説されました。
会場には町民はもとより、登山の恰好をした愛好家も多く、2階の視聴覚室に入りきれず、1階の集会室にもスクリーンを準備して対応するほどの盛況ぶりでした。

2017年8月11日金曜日

8月11日(祝)神津島から奥多摩へ


太平洋戦争末期の昭和20年伊豆神津島の村民が奥多摩への集団疎開に踏み切りました。戦況は悪化し、島が戦場化するのを恐れての決断だったとのことです。奥多摩町は神津島からの疎開者の大部分、112世帯567名を受け入れたとのことです。今回、奥多摩町第13回「平和のための戦争展」を開催するにあたり、実行委員会では現地を訪れ体験者の話を記録して奥多摩町の住民へ戦争の悲惨さを伝えることとなりました。会場の奥多摩町の文化会館には多くの住民と神津島の関係者が集いました。奥多摩町で疎開体験をした3名の方(事前に島に渡り取材したビデオ放映)と奥多摩町の戦争体験者3名のお話も聞くことができました。
 疎開の時期が7月であったこと終戦が8月であったことは、寂しい疎開生活を送った皆様には不幸中の幸いであったようです。これが厳しい冬を越すことになったらどうだったろうとビデオの中で語られました。また、東京の田舎といってもこんなに寂しい山の中とは思わなかったと皆さんお話しされました。
平成の世になってからもう29年も経っています。昭和生まれの私も戦争を知りません。こうして悲惨な戦争を語り継ぐ人たちも少なくなっています。資料では判りえない事実を伝えていくことの大切さを認識する機会となる会でした。

2017年8月5日土曜日

8月5日(土)教育に資する


今日、社会保障制度が先進国の必修条件であり、各福祉政策が一流国の旗印となっています。その中心は医療制度と教育でしょう。国民皆保険の制度は我が国の誇れる制度であると思いますが、教育はどうもお金がかかってしまうのがこれまでの日本です。
1967年、奥多摩町に昭和42年財団法人木村奨学会が発足しました。ここに至るまで幾多の困難を乗り越えて、先代が奨学会設立の意志を突き進めていったのです。「教育が基本である」という考えに基づいて、祖先から引き継いだ広大な山林をはじめ、財産を提供し、奥多摩の教育に資するようにと町に寄付の申し出をし、財団法人が設立されました。以来50年、奥多摩町の若者に、木村源兵衛氏の意志が引き継がれ今日に至っています。奨学金事業はもとより、毎年作文コンクールを実施し、町の小中学生の教育活動を支えています。今年の作文テーマは「私の思い出」でこの夏休みに取り組んでいるそうです。
今日はその木村奨学会の50周年記念式典が開かれました。会場には町の教育関係者、これまで奨学会を支えてきた皆様、50名余りが参集しました。先人の偉業を称え、その歴史を振り返りながら教育の大切さを感じた会となりました。祝賀会の席には学生の面倒を長年見てくださった寮母さんも同席され、表彰を受けられました。

2017年7月21日金曜日

7月21日(月)古里っこ「ぼうけんの森」



 

全ての子どもたちは詩人、作家、芸術家、音楽家、科学者であり、熱心な探究者である。そんな考え方から彼らの鋭敏な創造性、感受性、知性を信じ大切にし、豊かに発揮することのできる庭造りを古里保育園が行いました。

子どもたちのみずみずしい感性や五感を大切にし、子どもたち自身が主体となれる庭。子どもたちの成長を急がせようとする大人たちの圧力などから解放され、一人ひとりのリズムで今、目の前にある事物、状況に関心を寄せ、感受し、思考できる空間。それが古里っこ「ぼうけんの森」です。

今日はその古里っこ「ぼうけんの森」の完成に伴い、安全祈願祭が執り行われました。年長組のお当番さんが代表して安全のお祈りをしてくれました。設計・施工にご尽力いただいた皆さんから工事概要の説明もありました。皆様方のご協力に感謝いたします。