2019年4月25日木曜日

4月25日(木)焼香師

 
 焼香師とは、大本山永平寺において年2回の大法要の一つである春の授戒会(じゅかいえ)という会の特別法用の導師を禅師様(永平寺のご住職様という大変な位の方)に代わって務めるという大変名誉なお役です。全国1万5千の曹洞宗住職を代表するというなかなか巡り合えないほどのお役目です。この大役を奥多摩町小丹波の丹叟院ご住職がお勤めになりました。私も檀信徒の皆様とともにこの名誉ある拝命記念行事、大導師法要に参加させていただきました。

小雨降る永平寺、本堂までの道のりは、その荘厳な空気に包まれ身が引き締まる思いでした。法要に先立ち、禅師様と今回焼香師をお勤めになる丹叟院ご住職とのやり取り(双方のご挨拶)は、参加した檀信徒皆様の胸に迫るものでした。そして本堂での大法要は、全国各地からの僧侶の読経が響き渡り、時のたつのを忘れる思いでした。この名誉あるお役目には、丹叟院ご住職のご子息二人(副住職)がその一端に加わり、お勤め頂いたことは、また、地元の檀信徒には嬉しい出来事となりました。

この焼香師拝命記念のツアーは、永平寺を中心に金沢を巡るコースを立てていただき、北陸の観光も楽しむことが出来ました。またとない機会をいただいたことに感謝いたします。






2019年4月22日月曜日

4月22日(月)災害に備えて

4月22日(月)災害に備えて
今日は、奥多摩消防署の別棟の完成披露式が行われました。この施設は、署員の訓練はもとより災害発生時には応援部隊の宿泊施設、待機場所としての機能も備えたものです。施設の見学では、停電時の行動、建物火災における煙の流れなど厳しい条件での救助活動の厳しさを垣間見ることが出来ました。
写真は、署員による訓練の様子です。きびきびとした動きに圧倒されました。先日訪問した「東京消防庁南多摩総合防災施設」と併せ、急峻な地である奥多摩町にとって有難く思いました。



2019年4月15日月曜日

4月15日(月)最小限に食い止める

 
昨日の日曜日は、地域の企業が主催する野球大会がありました。小丹波地区を4つに分けて、参加者全員が最低一回はバッターとして打席に入ります。逆に上手なプレーヤーでも、二回までという縛りもあり、どんな展開になるか予想しがたく、監督の采配が勝負を左右します。私の所属する地区は、過去2年は一度も勝てず、4チーム中4位が続きました。今回最下位だと不名誉な4位の三連覇となってしまいます。しかし、移住者など新戦力が加わったせいか不名誉な記録にならず、なんと優勝の栄誉を勝ち取ることが出来ました。

そんな余韻の残る未明の火災には、驚きを隠せませんでした。1時14分ごろの防災無線で、近所の住所と知った時の驚きで飛び起き、カーテンを開けた時には既に、火の手が高く上がっていました。消防署、消防団、地域住民一体となっての消火活動は明け方までかかりました。残念ながら一軒は全焼、隣家は火災の熱で一部、ガラスの損傷を含め被害を受けました。火元の方が怪我をされましたが、そのほかの方は避難をされて人命にはかかわる事がなかったのが不幸中の幸いでした。今回も地元の消防署、消防団のOBの迅速な出動もあり、被害を最小限に食い止めることが出来ました。感謝を申し上げます。

2019年4月12日金曜日

4月11日(木)安心・安全を守る


今日は、青梅警察署長の歓送迎会が青梅市内で行われました。奥多摩町も青梅警察署の管内です。人口は少ないのですが、面積は東京都の10分の1を占めるほどの広さです。加えて観光地として流動人口も多く、警察署も大変なご苦労をしていただいています。残念ながら自殺願望者も例年後を絶ちません。
そんな住民の安心・安全を見守っていただく警察署、その署長さんは、だいたい2年での異動が待っています。消防署もそうですが、地域に、住民に慣れたところで・・・青梅警察署新旧署長さんの今後のご活躍を祈念申し上げます。

2019年4月9日火曜日

4月9日(火)はじめの一歩



今日は、奥多摩中学校の入学式でした。さすがに中学生となると動作ひとつとってもしっかりとけじめのある姿を見せてくれます。校長先生からは失敗は恥ずかしいことではない、めげずに頑張ることというお話がありました。私も同じようなことをお伝えしました。結果はなかなか出ない、プロセスを大事に、プロセスに価値を見出してほしいというような抽象的なことを言ってしまいました。

男子生徒が全校で50名、女子生徒が26名と男子の割合が多く、部活動も限られてしまいますが、自分たちの楽しみ、目標を見つけ出して欲しいと思います。

さて、前日は小学校の入学式でした。一週間前までは、保育園に来ていたお友だちが、今日は立派な一年生になって、入学式を迎えました。保育園では年長児として年下の友達を引っ張ってくれていましたが、さすがに入学式では緊張と後ろに控える上級生の前では、幼さを感じました。しかし、式典の間は、しっかりとした姿勢で話を聞くこともできました。今日は保育園の担任だった先生、園長先生と参列しましたが、立派な立派な1年生の姿を私たち保育園関係者に見せてくれました。さあ、明日から早起きしてはじめの一歩を踏み出してください。式典では1年先輩の新2年生による合奏を聴きましたが、1年間の成長は目覚ましいものです。良いお兄さん、お姉さんになることが確信できました。

 

2019年4月7日日曜日

4月7日(日)将来の夢



満開の桜のもと、奥多摩町の消防団任命式が氷川小学校で行われました。式典には総勢200名近い団員が集結いたしました。永年尽力された副団長以下41名の方々が、退団されました。一番長い方は30年もの長きに亘っての奉仕活動でした。本人はもとより、ご家族の協力があったからこそでしょう。本当にありがとうございました。ご苦労様でしたという気持ちです。新たに加わった団員は16名です。町の定住化対策によって新たに奥多摩住民となった方の入団もありました。機能別団員(OBとして引き続き地域の防災に協力していただける団員)10名と合わせて26名です。高齢化に向け、本当に団員の確保は大変です。住民一人一人が自助共助の精神で地域を守ることが改めて浮き彫りになってきました。新たに加わった団員と書きましたが、この中には、副分団長、部長を辞して、改めて機能別団員として後進の指導と地域を守る役割を果たそうとする男気ある方もいます。頭の下がる思いでした。

この日は来賓として話をする機会をいただきました。関わっている保育園の卒園式で、卒園児が将来の夢を語る場面があります。将来は消防士になる、消防団に入ってお父さんのようになりたいと話す園児に、「親の背中を見ている、皆さんの活動が、子どもの情操を育てている」とお話をさせていただきました。