翌17日は原子力発祥の地として知られている東海村を訪問しました。村といっても人口が38000人を超え、財政力指数も1.53と驚くべき内容です。歴史を振り返ればその数値も頷けるところですが、これに頼らず、従来のイメージから脱却し、独自の村づくりを推進しているところが今回の研修テーマとなりました。
その一つがSNSを導入し、村の公式フェースブック、ツイッターをフルに展開し、村の活性化を生み出す試みです。「東海村ご当地レポーター」とし、村役場の各課に最低1名は担当者に置き、個人のページを立ち上げた後は、各自が村の情報等を広めています。究極の目標は、職員全員がレポーターとなり、村の情報を発信できるようにしたいと説明にあたった担当者は力説しました。
情報の即時性を重視し、所属長決裁を受けることなく担当者に一任しているという役場内の信頼関係があります。懸念されたいわゆる炎上もなく村民との信頼関係も保たれているとのことです。また、東海村の20代~50代のスマートフォン保有率が70%を超え始めたことをきっかけに独自のアプリを作成し、登録制にするというチャレンジもはじめ、さらなる訴求力の強い情報を発信することも実現しました。それにより、役場の窓口業務やごみの収集日や分別方法なども掲載し効果を博しています。ガイドラインはあるもののその都度決裁を取らなくても職員を信頼し、タイムリーな情報が公開されるシステムの素晴らしさを強く感じた一日でした。
二日間にわたり、有意義な研修を受けることが出来ました。阿見町、東海村の皆様、そして今回の幹事役を務めてくださいました日の出町監査事務局の皆様に感謝を申し上げます。
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