2017年7月8日土曜日

7月8日(土)地域包括システムの構築に向けて



今日は、西多摩三師会の主催で、講演会と意見交換会が開催されました。「西多摩の地域特性を踏まえた地域包括ケアシステム構築へ向けた基礎知識」と題しての講演は、高知県の医科歯科連携の取り組みを例に、厚生労働省の専門官によるものでした。今日の講演は厚労省の職員としてではなく一個人の発言として聞いてほしいと注釈付きで始まりました。

過疎地での経験をしっかりとした理論づけで実践に結び付けていく姿は、若い方にもかかわらず敬服に値するものでした。医療体制の在り方にも説得力のあるお話が数多くありました。サッカーのフォーメーションを例にとり、最後の砦であるゴールキーパー、つまり高度医療機関がドリブルで相手のゴールを狙いに行くのはいかがなものか・・・最前線の医療機関で済む治療はそこ(フォワード)が受け持てば良いと・・・軽症の患者を乗せた救急車が本当の重病患者が乗れなかった例を合わせてお話があり、医療機関の利用の仕方、地域医療の在り方にも言及されました。西多摩、奥多摩にも当てはまる内容でいいお話が聞けました。

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