2017年7月21日金曜日

7月21日(月)古里っこ「ぼうけんの森」



 

全ての子どもたちは詩人、作家、芸術家、音楽家、科学者であり、熱心な探究者である。そんな考え方から彼らの鋭敏な創造性、感受性、知性を信じ大切にし、豊かに発揮することのできる庭造りを古里保育園が行いました。

子どもたちのみずみずしい感性や五感を大切にし、子どもたち自身が主体となれる庭。子どもたちの成長を急がせようとする大人たちの圧力などから解放され、一人ひとりのリズムで今、目の前にある事物、状況に関心を寄せ、感受し、思考できる空間。それが古里っこ「ぼうけんの森」です。

今日はその古里っこ「ぼうけんの森」の完成に伴い、安全祈願祭が執り行われました。年長組のお当番さんが代表して安全のお祈りをしてくれました。設計・施工にご尽力いただいた皆さんから工事概要の説明もありました。皆様方のご協力に感謝いたします。

2017年7月18日火曜日

7月18日(火)雲取山






 

標高2017mの雲取山、東京、山梨、埼玉の境界にそびえる東京都で一番高い山です。今年は西暦2017年で東京都や奥多摩町でも記念のイベントが控えています。今日は観光課、議会事務局の案内で雲取山周辺の環境視察のため、標高1750mの雲取奥多摩小屋を訪れました。主な目的は小屋周辺北側のゴミの山の視察とそのゴミ拾いです。ゴミ拾いといっても一朝一夕に片付くような量ではありません。

大きなゴミ袋(写真)にその場を一歩も動かなくても満タンになってしまうような惨状でした。(写真)これは昭和30年代後半からの登山ブームをきっかけに、雲取奥多摩小屋を訪れるお客が多くなりました。当時はあの多摩川の汚染に代表されるように、高度経済成長下で環境美化に対する認識が今ほどない時代でした。そんな時代背景からか小屋周辺北側の斜面にゴミを捨てる人が多くなったそうです。そこの斜面には、スズタケという笹が群生していてゴミの山が視界に入りづらかったようです。このスズタケは60年周期で枯れるそうで、枯れた後にゴミの山が発覚したとのことでした。ゴミは何層にも重なっていて、ビン・缶・電池・可燃ごみが腐葉土などと混在していました。豆炭行火(あんか)のケースが出てきたのにもびっくりしました。

 収集したごみは資材搬入などの帰り便ヘリコプターを利用して運び出していますが、回数を重ねられないのでなかなか捗りません。(一回で一トンまで)これからは大ナタを振るわなければ解決できないような状態です。このゴミ収集作業は町職員、都水道局、日本山岳会と共同で実施されています。

 写真の鹿は人に慣れているようで、餌付けをされているのかもしれません。チョット(・・)()されていますが・・・いずれにしても「百聞は一見如かず」を地で行った視察でした。

2017年7月14日金曜日

7月14日(金)エクサドン





12日~13日と議会の研修視察で佐渡に渡りました。「若者U・Iターン支援事業」「認知症・介護予防事業」の取り組みを中心に研修をしてまいりました。新潟港からカーヘェリーで佐渡の両津港に着いたのは12日の8時30分、すぐに国際保護鳥トキの飼育地点「トキの森公園」を訪れました。かつては日本各地で見られた「トキ」も明治以降その数は激減し現在に至っています。この施設では地道にその保護活動に努めています。
その後佐渡市役所を訪れました。若者U・Iターンや空き家対策などの定住化促進事業と認知症対策などの説明を受けました。全国どこも人口減少に悩み、その対策に追われていますが、大きな器で考えれば、少ない若者を引っ張りっこしている状況が続いているわけで、特徴のある特化した町づくり村づくりが必要ということでしょう。
印象に残ったのは認知症対策事業、というよりも高齢者の心の活性化とでもいうべき事業内容でした。午後からはその実践現場を訪れました。アルツハイマー予防に必要なのは1.運動習慣を取り入れる2.バランスの良い食事を取る3.社会的知的に刺激になる活動をするなどの7項目があるといわれています。そのエキスを取り入れた事業が佐渡市高齢福祉課の考案した「エクサドン」です。エクササイズと太鼓のドンで「エクサドン」「エクサドン」は和太鼓を使った認知症予防の取り組みで、こころと身体の健康づくりに役立っています。佐渡市民に伝統的に受け継がれた芸能のひとつである和太鼓、太鼓専門集団の「鼓童」の皆様と医療チーム・行政とが推進するメンバーとなってこの事業を引っ張っています。私たち議員団も一緒になって体験しました。心から声を出し笑顔で楽しむ。これがポイントだそうです。「物忘れが激しかったが、太鼓を叩いて気持ちが良くなった」「声を出して笑うって楽しい。教室では笑いが絶えない」「足が痛いから運動が出来ないと思っていたが、太鼓を通して何でもやってみれば出来るかもと思えるようになった」こんな参加者の声です。この事業が凄いと感じたのは、男性の参加率が高いことでした。奥多摩町でも森林セラピーや体操教室で健康づくり事業が盛んですが、参加者はほとんど女性というのが現実です。健康づくりは男性も女性も一緒です。みんなが参加できる事業を考えていきたいとこの研修を通じて強く感じました。
 夜は宿で佐渡おけさの見学でした。

2017年7月9日日曜日

7月9日(日)久しぶりの凱歌



 

昨日から猛暑の東京地方、青梅市では35度を超える暑さでした。九州では線状降水帯が居座り、未曽有の大雨で異常気象もここまで来るとは・・・そんな猛暑の中、奥多摩町消防団ポンプ操法審査会が総合運動場で開催されました。じっとしていても汗がわいてくる暑さの中、制服に身を包んだ団員の皆様、選手はもとより応援の団員、会場整理の団員、ご家族の皆様も汗を拭き拭きの大会でした。優勝はポンプ自動車の部は第5分団。小型動力ポンプの部は小丹波、梅沢、丹三郎を地区とする第一分団でした。第一分団は久しぶりの優勝に団員からは喜びの凱歌が上がっていました。

この数か月の訓練は仕事が終わってからの夜に、家族との団欒を犠牲にしてのものでした。大会が近づくにつれ、1日おきが毎日となり、連夜の訓練が行われていました。2年に一度のこの大会、本当にご苦労さまの言葉しか浮かんでまいりません。団長を先頭に200名の参加を見たこの大会。団員の皆様、今夜はゆっくりと休んで頂きたいと思います。

2017年7月8日土曜日

7月8日(土)地域包括システムの構築に向けて



今日は、西多摩三師会の主催で、講演会と意見交換会が開催されました。「西多摩の地域特性を踏まえた地域包括ケアシステム構築へ向けた基礎知識」と題しての講演は、高知県の医科歯科連携の取り組みを例に、厚生労働省の専門官によるものでした。今日の講演は厚労省の職員としてではなく一個人の発言として聞いてほしいと注釈付きで始まりました。

過疎地での経験をしっかりとした理論づけで実践に結び付けていく姿は、若い方にもかかわらず敬服に値するものでした。医療体制の在り方にも説得力のあるお話が数多くありました。サッカーのフォーメーションを例にとり、最後の砦であるゴールキーパー、つまり高度医療機関がドリブルで相手のゴールを狙いに行くのはいかがなものか・・・最前線の医療機関で済む治療はそこ(フォワード)が受け持てば良いと・・・軽症の患者を乗せた救急車が本当の重病患者が乗れなかった例を合わせてお話があり、医療機関の利用の仕方、地域医療の在り方にも言及されました。西多摩、奥多摩にも当てはまる内容でいいお話が聞けました。

2017年7月7日金曜日

7月7日(金)道具を大切にしよう


スポーツ、文化ともに若い世代の活躍が目覚ましい。卓球しかり、将棋しかりである。若年層への指導体制がしっかりしてきたものと思います。ちょっと残念なのはやはりラグビー、南アフリカを倒した時には世界水準に近付いたのかと感じたが、体力の差なのか伝統のなせる業なのか世界のトップには今のところ歯が立たない、それでもあのガチンコスポーツは魅力で私が好きなスポーツの一つである。

さて、今日のニュースではテニスのウインブルドンが放映されていた。この競技もジュニア育成に力を入れていると聞いている。その少年少女が3回戦で敗れた選手のラケットを投げつける姿をどうご覧になったのか・・・ちょっと気になるところでした。私も少年野球を指導していたはしくれですが、子どもたちには道具の大切さは常々説いてきました。作る方の気持ちを察すると・・・でもテニスラケットはよく分りませんが、手作りではないのでしょうか。よく〇〇モデルなどとその人のために職人が一生懸命作っているように思えるのですが、どうなんでしょうねあの場面は、

いろいろとファン層が違って当然ですが、今一つ私自身がテニスに興味が向かないのはここあたりが原因なのかなあと思ってしまいました。

 

2017年7月3日月曜日

7月3日(月)治助イモ




6月に予定されていた古里保育園年長組のジャガイモ堀、雨天のため今日に順延されました。雨は降りませんでしたが、今年一番の暑さです。立っているだけでも噴き出す汗、ジャガイモ堀が始まると汗だくの園児たちでした。

この行事は数年前から町シルバー人材センターの皆様のご厚意で、畑の隅をお借りし、保育園の園児が、種うえから収穫までをさせていただいています。今年の3月に植えたものがここで収穫の時期が来ました。今年の育ちはもう一つでしたが、きたあかりの他に、町独自で普及開発している「治助イモ」の収穫もできました。種を植える時も収穫の時も本当に子どもたちの性格そのものが見られます。作業という観点、食物を扱うという意味の観点、いずれにしても普段の行動そのものが現れるものです。今日採れたジャガイモを使い、お世話になったみなさんを招いて楽しい給食会が後日開かれます。