地元小丹波にあるお稲荷様(十日の森)の祭礼に参加した後、冬の奥多摩に車を走らせました。この日は、かねてから町の事業として行われている日原伝統の「白箸づくり」の教室が、日原の森林館から場所を奥多摩湖畔の「水と緑のふれあい館」に移して実施していることから、様子を伺いに出かけました。
白箸とは、お正月やめでたい席などで使用される両細で塗りの施されていない白い箸のことです。材料は日原産の「ミズキ」ミズキは色が白く柔らかくて加工しやすいうえに、まっすぐ天に向かって伸びるため、白箸づくりに適しているとされていました。現在でもミズキを用材とした最高級品とされてきています。
3年前に町が予算化した日原伝統の「白箸づくり」の教室、当時は住民主体に日原の森林館で開催されていましたが、観光客にもその伝統を知っていただくために、奥多摩湖畔での開催となり、昨日は60名ほど、今日も入れ代わり立ち代わり参加する観光客でふれあい館のロビーが埋まっていました。今後、この教室が出来れば、町の産業展やふれあい祭りで披露してほしいと思っています。
さて、写真を見てください。湖畔に落ちていた松の葉っぱです。両側からこれを引っ張って、ちぎれなかったほうが勝ち!という単純な遊びを昔よくやったことを思い出しました。栃の実を掘り出して笛を吹いたり、名前はわかりませんが、草の実を出して、房を咥え、音を出したりと野山にあるもので遊んだんだなと・・・冬の奥多摩でそんなことを思い出しました。
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