今日は私が所属する町議会の会派「緑水会」の研修会でつくば研究学園都市にある「つくばCLT実験棟」を訪問しました。CLTとはCrossLaminatedTimberの略で、ひき板を並べた層を板の方向が直交するように層を重ねて接着した大判の木質パネルで、近年の研究から注目され始めてきました。2016年に一般的な設計基準が策定されたのをきっかけに、今後国内におけるCLTの利用は急速に進めことが期待されています。林業が衰退し始めた近年、特に私が住んでいる奥多摩町にとって、課題となっている木材利用に、なにかヒントはないかと今回の研修となりました。
実験棟(写真)に入ると冷暖房完備で、あらゆる素材の経年変化をみるシステムが完備されていました。CLTの利点と特質は、成長した森林資源の活用、優れた断熱性、安らぎの木質空間等環境にやさしく高性能であること、また、面で支える構造、効率的で素早い加工が可能なことなどが、挙げられます。用途としては、写真にある通り、多岐に渡りますが、住宅用としてはまだ実現していないので、坪単価など詳細がまだわからないとのことでした。
いずれにしても、このような素材が有効活用されることが、林業の復活にも繋がるものと期待しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿