過疎化の町村にとって、地域づくりをどのように展開していくかということが、共通の課題です。奥多摩町では長年続いた町民運動会を今年度から廃止し、形を変えて地域づくりをしようという試みで開催されたのが、奥多摩スポーツフェスティバルでした。「誰もがスポーツ活動に参加するまちづくり」として、町民が一堂に会する町民体育祭に代わる事業を各団体の代表者と協力して検討を行った結果です。
今日の事業も昨年までは、少年少女スポーツ大会として開かれていたものを家庭、地域、学校が協働して児童生徒の成長を見守ってこうという内容でした。2020年のオリンピック・パラリンピックを控え、ラクロスのプロ選手を迎えてその体験談を披露、また、実践指導も交えて、有意義な催しとなりました。どんな競技でも世界に通用するには、並大抵の努力では成しえないことを参加した児童生徒の皆さんは感じたことでしょう。
さて、夕方からは、西多摩医師会の総会・記念講演会に参加しました。
演題は地域包括ケアシステムの構築について、大学教授であり、医学博士の講演です。市町村では、 団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて、3年ごとの介護保険事業計画の策定・実施を通じて、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じた地域包括ケアシステムを構築していきます。そんな背景に鑑み、市町村における地域包括システム構築のプロセス、地域包括ケアシステム構築モデル例、地域包括ケアシステム構築へ向けた取組事例、全国の自治体から収集した先駆的な事例などを紹介しながら持論を唱えました。肩書とは裏腹に、丁寧な講義内容と真摯な姿勢には好感が持てました。特に、私の住む奥多摩町の事例に近い内容は大変参考になりました。
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