今日は、奥多摩町の小中学校PTA連絡協議会の主催で、町の生涯学習事業講演会が開催されました。講師は、鳥の鳴き声を口笛を吹くように奏でる鳥博士です。「東京の野生児を育む」と題し、自らの経験をもとに、そして現在の活動を奥多摩の子どもたちに語ってくれました。東京最後の野生児土屋氏は、青梅市に生まれ、現在も御岳に古民家を借りながら「森の演出家」として事業を開始、古き良き日本文化と自然体験を行うサービスを展開しています。現在は、テレビや雑誌などのメディア出演や、各種団体からの依頼で全国を駆け巡っています。奥多摩の森林セラピストとしても活躍されている関係で、今回の講演が実現されました。
会場の小学生とその親御さんを中心に、奥多摩に住む鳥やその生態、鳴き声などを説明、披露してくれました。土屋氏は、江戸や猫八(古いねぇ~)バリのテクニックを駆使して、何種類もの鳥の鳴き声を聞かせてくれました。彼が泣き声を奏でると鳥が寄ってくるそうです。山の成り立ちも鳥の生態もすべて熟知しているからこその技でしょう。また、川遊びの達人でもあった土屋氏の危険を知ってこその本当の危険に対する備え、認識を深めることの大切さも説かれました。今、教育現場でも、危ない場所には近づかない、川へ遊びに行ってはいけないとの決まりが多いようですが、ちくっと、その辺りも触れていました。私自身も川の渡り方、服を着たまま、水の中に入るとどのくらい重くなるかなど実体験したものにとっては、頷ける内容でありました。
時期的にインフルエンザが流行して、学級閉鎖もある中で講演を聴くことが出来なかった小中学生には残念で、聞いてほしかったなと感じました。
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