戦争体験者が恒久平和のために語り継ぐ会「第14回平和のための戦争展」が町の福祉会館で開催されました。今回は隣接する小菅村からも5名の方が参加され、当時の体験談をお話しくださいました。
朝4時に家を出、7里の道程を往復、お米5升を担いで夜8時に帰宅するという今では考えられない重労働のおはなしを聞きました。会場には若い家族も参加しており、私自身も同じですが、お金さえ出せばお米が当たり前のように手に入る今の時代を感謝しなくてはと感じたことでしょう。また、暗いうちかに家を出て、山道で火をおこし、夜明けを待ちながら、どんぐりの実を大菩薩峠まで取りに行ったお話も伺いました。一杯採れたのは良かったが、重くて重くて、草履がボロボロとなって、裸足で帰ったということも・・・
今では思い出として語られていましたが、戦後生まれの人間には想像を絶するようなものでした。生きるために食べる、戦争の惨禍がいかに人間を苦しめたかを感じたひと時でした。
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