お稲荷様は食物と農耕の神として古来より祀られたそうですが、現在でもその信仰は篤く各地で祭事が行われています。「衣食足りて礼節を知る」と言われますが、震災時も衣食住が足りなくても礼節を保った日本人、その背景にはこうした信仰や日常の生活習慣、家庭教育の積み重ねがあったからだと思うのです。今日も地元の役員さんが早朝から準備にあたってくれました。ここは十日の森とも称されていて、小高い日当たりの良い場所に祀られています。朝からお囃子も加わり、狭いながらも賑やかな境内となりました。今年は特に近くに建てられた若者住宅の家族も多く駆け付け、写真のとおり、まさしく立錐の余地がないほどでした。めざしに油揚げ、イカ焼きにさんまの開きとご馳走もいっぱいならびました。子どもたちも楽しそうにお赤飯をほおばっていました。
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