二本の弦を馬のしっぽの毛を束ねた弓で擦って音を出す「二胡」という楽器があります。中国が本場のように伝えられていますが、「二胡」は中国発祥の楽器ではなく、シルクロードを通って伝来した擦弦楽器といわれています。
日本にもこの楽器演奏者が多くいますが、プロの音楽家が私の住む奥多摩まで出張されてレッスンをしてくださっていると聞き、お邪魔してみました。実際に先生から音の出し方を聞きましたが、バイオリンなどもそうですが、素人は音になりません、まさしく雑音になってしまいます。私はすぐに諦め、生徒さんのレッスンを拝見しました。弓と弦にメリハリをつけながら、これは腕や手首の角度、弦を抑える指の位置や強弱も含めてのメリハリと素人ながらに感じました。
この日の「二胡」練習会の皆様は毎月2回のペースで先生のレッスンを受けているそうです。レッスン会場にはメンバー手作りの手料理も並び、真剣なレッスンの合間にはおしゃべりと食事会の和やかな時間も作られていて、「二胡」という趣味を通じて、お仲間づくりが形成されています。地域づくり、町づくりの原型を見ることが出来ました。
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