2017年3月12日日曜日

3月12日(日)川野車人形




 
奥多摩町の川野地区は奥多摩湖の山梨県側に近いところです。ここに伝わる郷土の伝統芸能「川野車人形」の特別公演が奥多摩湖畔にある「水と緑のふれあい館」で開かれました。今年は35日の定期公演に伺えなかったので今日足を運びました。謡いや三味線は地元の長老が受け持ちますが、今日は三味線に女性もひとり加わっていました。車人形を操るのは、かつて地域の小中学生として学んだ面々、今は、専門学校や大学生となって地元に戻って演目を披露、頑張っている姿を見せてくれました。

遡ること20数年前、当時はまだあった小河内小学校の先生方が郷土の伝統芸能「川野車人形」が学校教育の一端として、また、伝統の継承という意味合いからも活動していきたいという発想から続いているものです。平成24年には町や東京都の推薦を受けて、「全国民俗芸能大会」に関東代表として参加もしています。

本日の出し物は、「甚平衛渡し場の段」が披露されました。複雑な人形の操り方を習得した学生の熱演は、謡や三味線の大人の方とぴったり、素晴らしいものでした。伝統を守る地域の地道な活動をこれからも応援していきたいと思います。

 

 

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