「命の日」21年前に不慮の事故で亡くなった児童の死を無駄にしないために、命の大切さを考えようという取り組みを氷川小学校が続けています。各学年でテーマを決め、意見発表が行われました。1年生は出生時の親御さんの気持ちを聞いて、自分の生い立ちを命の大切さをオーバーラップさせました。2年生は名前の由来を聞き、生きる力を確かめました。3年生は「多摩川の命」と題し、生態系の大切さを3年生なりに表現していました。4年生は「世界の10歳の暮らし」、国それぞれの違いや課題を描写していました。5年生は「生きる意味と三つの努力」私たちが生きていく上での課題を、6年生は一つの命が奇跡的に生まれていることを感謝し、生きていこうとする発表でした。
今回印象に残った発表は4年生の「世界こども会議」でした。お金持ちの国、幸福な国、普通の国、貧しい国、病気が流行している国、戦争の惨禍にある国、災害だらけの国、などなど各国の代表者会議を舞台に助け合う意味、命を大切にする意味を分かりやすく伝えていました。20数年継続し学習していることに教育の継続性を見る思いがしました。
その後、古里保育園に戻りました。古里保育園が行っているワークショップ「第5回保育の学び」に参加しました。保育現場出身、保育大好き主義の、保育者の取り組みで、今回のテーマは「保育者が笑顔になる保育」です。このワークショップは保育の面白さ、保育技術の向上、自身の保育の見直しそんな内容で構成されています。この研修は参加型保育で、この時ばかりは子どもになりきって歌い、遊び、作って、食べて、みんなで学ぼうという趣旨です
参加者は現役の保育士、栄養士、学生、これから保育を目指そうとしている総勢30名以上が土曜日に集合しました。リズム体操、集団遊び、歌遊び、製作、手遊び、バター作りなど古里保育園の職員が担当者となり参加者と伴に、楽しみ研修致しました。最後のバターづくりでは、リズミカルな曲にノリ、体中を動かしながらペットボトルを振り、生クリームがバター変身する姿に、参加者が絶叫する姿も見られました。
保育士不足が叫ばれる昨今、資格を持っていても現場復帰できない、しない保育士が多い現実に、処遇改善だけでなく、本質的な意欲を搔き立てるものを模索している現場の職員の努力に期待したいものです。ワークショップ終了後、これから帰って仕事です。という保育士もおりました。頭の下がる思いです。