揺れに揺れていた相撲協会ですが、年6場所と地方巡業はつつがなく行われています。3月場所はひとり横綱の鶴竜が責任を果たしました。1月場所優勝の栃ノ心、星勘定は一休みですが、勝った相撲の強さは、既に大関クラスです。取りこぼしを無くせば、そしてひざの調子が良ければ、間違いなく大関です。そんな相撲の地方巡業が、初めて青梅市で開催されました。もちろん取り組みは本場所のようにはいきませんが、稽古の様子が見られたり、相撲甚句が聴けたり(写真)、横綱の綱打ち(写真)を見られたりと巡業ならではの良さが溢れていました。会場の青梅総合体育館には3000人以上の相撲ファンが詰めかけ、ひいきの力士に声をかけていました。取り組みの最後は横綱同士の一戦でしたが、稀勢の里が鶴竜を無事寄り切りました。この時の観衆の声援が一番大きかったのは、相撲界を心配しているファンの心情を象徴しているかのようでした。
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